電気工事士とは?第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いと資格取得のメリットについてを説明します!

皆さんこんにちは。クーペです。

 今回は、電気の分野では必須とも言える電気工事士の資格についてをお伝えしていきます。第一種と第二種の違い、そして資格取得のメリットについてもお伝えしていきますので是非、最後までご覧ください!

目次

電気工事士とは?第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いは?

電気工事士とは?

 電気工事士は、電気工事の作業に従事するために、電気工作物の工事に関する専門的な知識と技能を有する者に与えられる国家資格です。電気工事の仕事をする場合、この電気工事士の資格が必ず必要です。資格がないと工事に入ることすらできません。したがって電気工事士は重要な資格であるといえます。

第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いは?

 電気工事士には第一種電気工事士第二種電気工事士の2種類があります。それぞれ国家試験を受験し合格することで免状の交付を受けることができます。それでは第一種と第二種の違いをみていきましょう。

●扱える電気工事の規模が違う

 第一種電気工事士の資格者は、最大電力500キロワットまでの電気工作物を扱うことができ、ビルや工場の工事に従事することができます。一方で、第二種電気工事士の資格者は、600ボルト以下で受電する一般住宅用設備の工事と限定されます。このことから第一種と第二種では扱える電気工事の規模が異なります。

免状が交付されるまでの期間が異なる

 第二種電気工事士の免状は、試験合格後、すぐに免状の交付を受けることができます。しかし、第一種電気工事士の免状の交付には、学歴に応じた実務経験の年数が必要です。具体的には電気科、電気工事科の大学や専門学校を卒業している人は3年以上、それ以外の人については、5年以上の電気工事に従事した実務経験が必要となります。つまり第一種電気工事士の試験に合格しても実務経験がなければ資格にはなりません。

 試験の難易度としては、第一種の方が難しく、第二種の方が取得しやすいです。第一種の方が扱える電気工事の規模が大きく仕事の幅も広がりますが、試験の難易度や実務経験の観点から考えて、いきなり第一種を受験するのは避けるべきでしょう。まずは第二種の資格を取得し、その資格を持って実務経験を積み、その後に第一種の合格を目指す流れがよいでしょう。

電気工事士の資格取得までの流れは?

  第一種と第二種の違いについてはお分かりいただけたかと思います。それでは実際の資格取得までの流れをみていきましょう。

STEP
試験の申し込み

 電気技術者試験センターより試験の申し込みを行う。第一種、第二種ともに試験を受けるにあたって受験資格などは一切ありません。試験は、第一種、第二種ともに筆記試験と技能試験があります。また、第一種は試験が年に1回ですが、第二種は上期試験と下期試験があり年2回行われています。上期試験で不合格でも下期試験で再度チャレンジすることができます。また第一種、第二種ともに筆記試験の免除があるので自分が対象かどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。

STEP
筆記試験を受験する

合格の場合 → 技能試験を受験することができる

不合格の場合→ 技能試験を受験できない。再度、筆記試験の受験が必要

STEP
筆記試験の合格者は技能試験を受験する

合格の場合 → 電気工事士になることができる

不合格の場合→ 電気工事士になることはできないが、次回の筆記試験は免除になります。次回の技能試験を受験し 合格することで電気工事士になることができます。

STEP
免状交付申請の手続きを行う

 筆記試験、技能試験を合格した者は、免状交付申請を各都道府県に行うことで免状の交付を受けることができます。第二種の場合は実務経験が不要なので申請後すぐに免状の交付を受けることが可能ですが、第一種の場合は実務経験が必要になりますので対象期間を満たした上で免状交付申請を行って下さい。

STEP
免状交付

 これで晴れてあなたも電気工事士です。第二種電気工事士は取得後の免許更新はありませんが、第一種電気工事士は5年毎に講習を受けるよう定められています。受講しなかった場合は、電気工事ができなくなるので必ず忘れずに受講しましょう。

電気工事士 資格取得のメリットとは?

 電気工事士の資格を取得するメリットは何でしょうか?それではみていきましょう!

●電気の分野において仕事の幅が広がる

電気工事士の資格を保有している人しかできない仕事ができます。資格を持っていない人は電気工事をすることができないので有資格者は自分の強みとしてアピールすることができます。また電気工事士は国家資格ですので社会的な認知度も高いです。

●普段の生活でも役立つことが多い

電気は私たちの暮らしと密接な関係にあります。例えば自宅の、この場所にコンセントを増設したい!と思っても普通の人は電気屋さんに依頼することになります。しかし電気工事士の資格を持っていればどうでしょうか?他に依頼することなく、自分で自宅のコンセントの増設を行うことができますね。このように普段の生活の場面で役立つことが多くあります。

●電気はなくならない

上段でもお伝えしたように「電気」は私たちの暮らしと密接な関係にあります。電気はこの先もなくなることはないでしょう。最近は電気自動車が増え、街で目にすることも多くなりました。そして、それに伴う充電設備施設等も増加してきています。このようなことから電気工事士の需要はこれからも伸び続けることでしょう。資格と技術を身につけることで、一生継続できる仕事といえるでしょう。

まとめ

  • 電気工事士は第一種と第二種がある。第一種も第二種も国家資格である
  • 電気工事を行うには、必ず電気工事士の資格が必要である(無資格では工事ができない)
  • 電気工事士の試験は筆記試験と技能試験がある
  • 第一種の場合は免状交付をする際に実務経験が必要(第二種の場合は実務経験の必要なし)
  • 第一種の場合は資格取得後も5年毎に講習があるので受講する必要がある(第二種は講習の必要なし)
  • 電気の仕事はこれから先もなくなることはないといえる
クーペ

私も電気工事士の資格が欲しいな。。。!
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